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演劇の歴史〜大まかに見てみよう〜
演劇の初めて物語。
どのようにして演劇というものが始まったのか、
演劇の歴史を大まかに見てみましょう。
☆西洋の演劇の歴史☆
演劇の起源の正確なところは分かっていません。
一説では、古代の宗教的祭祀が発展したものではないかと
考えられています。
また、宗教的行為の誕生以前に
既に行われていたと思われる遊戯を起源とする説もあります。
ごくごく簡単に、主な流れをみてみましょう。
・紀元前5世紀頃に、古代ギリシアでギリシア悲劇が成立。
巨大劇場で演じられるようになった。
・16世紀後半、イギリスのロンドンでは独自の劇場文化が花開き、
ウィリアム・シェイクスピアなどの劇作家が活躍した。
・17世紀のフランスでは、
モリエールなどの劇作家による喜劇が人気を集めた。
・現代にいたるまでに、リアリズム演劇、不条理演劇など、
様々な演劇が成立してきた。
現代では、前衛的なものから、ミュージカル、コメディ、
と様々な演劇を楽しむことができます。
イギリスで伝統的なシェイクスピア劇を観るのも素敵だし、
ブロードウェイでミュージカルに興じるのも素敵だし、
海外の小劇場演劇を堪能するのも素敵だろうな。
なんて思っちゃいますよね。
演劇三昧の世界一周!!
ってのもおつなもんではないでしょうか。 |
世界一周だぜ! |
☆日本の演劇の歴史☆
幾つかの縄文時代の遺跡から、土製の仮面が発見されているそうです。
それらが実際にどのように使われていたかは不明ですが、
人間の顔の大きさをしているので、実際に着用され、
なんらかの目的で使われたのではないかと見られており、
日本における演劇の起源を示す資料のひとつとして
扱われているとのことです。
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日本における主な流れをみてみましょう。
・古代から中世にかけては、伎楽、猿楽、田楽、能、狂言などが
行われていた。
・近世になってからは、歌舞伎、人形浄瑠璃が行われた。
・近代になり、歌舞伎(旧派)に対して、新派劇が行われるようになった。
そして西洋演劇が入ってきたことにより、新劇が盛んにもなった。
新劇は、旧劇(歌舞伎)、新派に対してこう呼ばれている。
新劇は築地小劇場を拠点として、芸術志向的な演劇を目指した。
・現代においても、歌舞伎、新派、新劇の流れは続いている。
そして、商業演劇とともに、小劇場演劇も盛んであり、
また、演劇の国際交流も広く行われるようになっている。
以上が、ごくごく、ごくごく簡単な流れですが、
演劇の起源は、物真似だったり、ごっこ遊びだったり
しているんだろうなと思います。
子供はそういうの好きですよね。実は大人だって好きだったりします。
昔の人たちも、そういうことを演るのも、観るのも好きだったんでしょうね。
ですから、むずかしいことを言わないで、
まず楽しむっていうのが演劇の基本だと思います。
もともと、演劇ってそういう楽しむものだったはずですから。
ここで、ちょっと思い出したことをひとつ。
演劇の歴史とか演劇の基本的な知識に関して、
その昔、商業演劇劇団の試験のために、少し勉強したことがありましたっけ。
有名な作品とそれを書いた脚本家とを線で結べとか
簡単な演劇史とか、
ことわざの意味(演劇に関係あるの?…蟷螂が斧とかあったなぁ)とか、
っていうものです。
実際の入団試験で、そういう筆記試験は、
勉強の甲斐あって、まあ、かなり出来てたと思うんです。
でも、試験官がピアノで何音か弾いて、
その音階どおりに「ラ・ラ・ラ」で音取りをする、
という試験で、「勝手に音をひとつ減らさない!」
と試験官につっこまれてしまいました…。
もちろん、その劇団の入団試験には落ちましたとも。
世の中、筆記試験だけではダメってことなのねぇ……… |
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