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役者☆演劇のお話
突然ですけど、わたくし、役者です。
はい、いわゆる小劇団で、演劇ってやつをやってるんです。
演じるってのは、とても楽しいんですよ(^^)
私にとって、役者である、演劇をやるっていうのは元気の源なんです。
演劇を、芝居をやっていられることが私の幸せなんですよねぇ。
とは言っても、わたくしめ、だめ役者なんですけどね。
なかなか、素晴らしい役者ってのにはなれないものです。
でも、演劇が芝居が好きです、愛しています!!
…と、ちょっとオーバーですけど、演劇に携わってると、
本当に素敵なことに遭遇するんです。
よく、「どうして演劇を始めたの?」って聞かれるけど、
そんなときは、こう答えることが多いです。
「小さい頃からお遊戯とか好きだったし、
自分と全然違う人になれるのって楽しいじゃない!」
これは、もちろんウソじゃないけど、そんな単純なものでもないんですよね。
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小さい頃、デパートであるイベントがありました。
小さな舞台で繰り広げられるヒーローショーみたいなのです。
怪獣が暴れて、MCのお兄さんと会場の子供たちが
声を揃えてヒーローを呼びます。
ヒーローが大活躍…ところが…わわわ、ヒーローが危ない!!
MCのお兄さんが言います。
「誰か、ヒーローを助けてくれる勇気ある子はいないかなぁ!?」
手をあげたい、でも恥ずかしい、でも挑戦しないと後悔しちゃう、
でも思い切れない…。
ずっと、客席でもじもじもじもじ…。
舞台の上では元気良く手をあげた女の子が既に大活躍。
MCのお兄さん曰く、「あぁっ、危ない!
もう一人助けてくれる子はいないかなぁ!?」
ああ今度こそ、でもでもでも………。
またまた、客席でもじもじもじもじ…。
舞台では見事怪獣を倒して誇らしげな子が二人。
キャンディーをもらってニコニコ。
イベント開催期間中、何回かそのデパートに通いました。
でもでも、同じことの繰り返し。
MCのお兄さんから勇気ある子たちが貰ってた
キャンディー(砂糖菓子みたいなもの)を見かけると、
今でもなんとなく胸がざわつきます。
人前に出たい、でも恥ずかしい。
小さい頃から現在に至るまで、この思いは変わってないんです。
演劇を始めたのはこの思いを克服するため、っていうか、
一種のリハビリ(?)かも。
思い切りよく飛び込むのは勇気のいることだけど、
飛び込んじゃうと楽しいもんです、演劇の世界は。
新しいことを演じるたびにちょっとずつハードルを越えて、
少しずつ自由になれていくって感じ。
この感じが素敵なのかもしれません。
そんな素敵な、あんなことこんなことをブツブツと………。
だめ役者のひとりごと、聞いてやってください!
雨にも負けず、風にも負けず、ブツブツブツ……… |
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